✿出産と葬儀

近しいお寺さんの奥様はただ今御懐妊中です。

新しいご家族を待つ毎日がワクワクドキドキです。

 

ハッキリ言って聞いている私のほうまで緊張してし

まうような話も有ります。

 

私は男なので妊婦さんの身体の状態を正確に理解

する事はできません。でも、あーでこーでという

お話を伺っていると、その時が来たらマジ大丈夫?

と気が気じゃありません。

 

葬儀も一大事ですが出産も一大事業です。

 

私たちの業界でも事前打ち合わせを最近大切にし

ています。死の準備というと聞こえが悪い出すが、

誰にでも訪れることです目を背けているわけには

いきません。

 

ただ、

「もしもの時には電話します」

「了解です!」

この両者の意思の疎通だけでもいいと思います。

 

必ずしもお見積もりが必要だとは思いません、しか

しおおよそを把握できていると何かとイイという

場面は多々お見かけします。

 

全てが同時進行で進み、わけの分からないまま葬

儀が始まり細かいやり取りをしている間に葬儀が

終わる。それでは寂しすぎる気がします。有る程

度打ち合わせだけはしておいく。自分ひとりで頑

張る葬儀と兄弟家族で支えあう葬儀ではやはり雰

囲気がおのずと違ってきます。

 

葬儀は言ってしまえば「死」という結果しかあり

ません、誰しも必ず死ぬのです。

 

でも出産は「生」と「死」の境のギリギリでの命

の作業です。奥様にとっては文字通り命がけです。

 

だからこそどうか万全の体制、用意をもって出産

に臨んでいただきたい。いつも奥様に付きっ切り

で居られるわけではないと思います。法事命日に

お葬式とお寺さんは飛び回ります、その外出時の

対応を練って下さい。

 

携帯電話を奥様は常時首からかけていますか?

 

救急で連絡する先はどこですか?

 

タクシー会社との連携もお考え下さい、一番近い

タクシー会社と話をつけておくのもイイと思い

ます。

奥様のお腹の状態を会社に話しておき、連絡をし

た時には二台に急行してもらい奥様を二人で介

助し、お子様も一緒に乗せてもらうというのはど

うでしょうか。

 

正直タクシーの方が救急車より早いこともあり

ます。

 

子供は国の宝ですから皆で助け合うべきです。

 

出産と葬儀はまるで逆のようですが、「いのち」

との向き合い方はおなじなのです。それが私たち

の誇りです。

 

元気なお子様の誕生を楽しみにしています。

 

転んでもタダでは起きない気概も大切ですが、

転ばぬ先の杖、一番大事に思う今日この頃です。

 

私もそんな杖になりたい。

 

 

家族葬・自宅葬・火葬式・直葬・密葬のことら

札幌家族葬セレモニーほの香札幌 岩見沢 栗山 千歳 石狩 小樽

 

無宗教葬